観光案内 整備の進む奈良平城宮跡

 平城宮跡は大和西大寺駅から東に1km、近鉄奈良線に南北を分断された広い草原の中にあります。 

   第一次大極殿や南門、近鉄奈良線を越えて南に朱雀門、実物大の遣唐使船、東院庭園(天皇の宴が催された)などが、広い敷地の中に点々と再建されています。

有難いのは、大極殿や東院庭園などもすべて無料で、広い敷地に平屋で建てられた資料館では、奈良時代の暮らしを実物大の模型などで体感できます。奈良時代の貴族と庶民が何を食べていたのか、そのお膳が実物大模型であるとともに、それが全国の遠いところからも送られていたことがわかります。鉄道はもちろん、車のない時代に、非常にグローバルな世界だったのです。

広大な平城京跡はまだまだ空地の草っ原が多く、さらにいろいろなものが整備されていくようです。

   平城宮跡に何も残らなかったのは、長岡京に都が移された時に建物も一緒に移築されてしまったため、跡地は間もなく田畑に変わって放置されたからのようです。ところが水分の多い田んぼの下に埋もれていたおかげで、当時の木簡などの遺物が腐ることなく残りました。遺構展示館には発掘跡がそのまま保存されているので、出土現場に立ち会うような臨場感が味わえます。千三百万年前に掘られた溝、敷き詰められた石が田んぼの中に埋もれ、さらにその上に土が積もっていることを示す地層の断面を見ることができます。

奈良が開発から取り残されていたからこそ、これだけ広大な宮殿跡が復元していけるとも言えます。すべて無料なんて、文化庁もなかなかやりますね。

海外との付き合いが減って国風文化が育つへ平安時代と対照的に、奈良時代までは海外との交流が非常に盛んだったようです。それはいい意味でも悪い意味でもですが、大型船もなく人口も少なかった時代に、彼らの行動力には恐れ入ります。奈良に現存する建物や仏像などから、そのグローバルさが感じられます。これからは奈良、大和文化です。是非体感しましょう!

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